情熱を持って ひたすらに
小正醸造では、原料・麹・水にこだわりを持って焼酎をつくっています。 契約農家と一体となってつくったさつま芋。杜氏が毎日自分の目で、手触りで、ときには口にして状態を確かめた麹。自然のミネラル成分をバランスよく含んだ湧き水。 これらを軸に研究を重ね、美味しい焼酎づくりへの情熱を持って140年以上ひたすら続けてまいりました。
契約農家で丹精込めて育てられた新鮮なさつま芋を使用します。
麹に使う米を洗浄し、蒸し工程の前の浸漬を行います。米の状態に合わせた適切な給水量と浸漬時間が要求される重要な作業です。
水洗い、ブラッシング後、人の手で選別されていきます。傷んだ部分等は丁寧に取り除かれます。
米を浸漬したあと水を切り、縦型の蒸し器で連続的に蒸していきます。その後、冷却して種麹を付けます。
種麹を付けた後、約42時間で麹ができます。適切な温度と湿度を自動的に管理する室で、麹を熟成させます。
タンク内に地下水と米麹と厳選した酵母を仕込みます。麹の糖化酵素が米のデンプンをブドウ糖に変え、酵母がブドウ糖を栄養源にしてアルコールを発生させ、一次もろみ(酒母)ができます。
選別した芋を蒸していきます。蒸された芋は冷却後に粉砕し、2次タンクへ送られます。
一次もろみに水とさつま芋を加え、約10日間醗酵させます。適切な発酵管理で原料の特性が醸し出されます。
蒸留釜にもろみを投入し蒸溜していきます。当社は県内唯一の横型蒸留器を使用した独自の蒸留方法で、やわらかくてコクのある原酒が出来上がります。
蒸留後の原酒を貯蔵タンクに移し熟成させます。熟成させることで、蒸留時に発生した蒸溜香が取り除かれ、よりまろやかな味わいになります。
熟成後の原酒を利酒し、各貯蔵タンクの熟成状況を見極め、最適なタンクの選定及びブレンドの割合を決めます。
利酒後、決められたレシピ通りにブレンドを行います。その後、製品のアルコール度数へと天然地下水で割水を行います。
瓶詰ラインは「一升瓶ライン」「高速ライン」「小瓶ライン」「紙パックライン」の4つに分かれています。瓶詰室はクリーンルームで、焼酎は一定温度で充填されます。
焼酎を充填し打栓されたものは、人の目で異物や瓶の割れがないか、1本1本検査します。
検査を通ったものだけがラベルを貼られお客様の元へ届けられます。